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先日、とある食品メーカーさんのご相談を受けました。


このメーカーさんは、3ヶ月ほど前にリブランディングを実施。パッケージを一新して新商品も生み出しました。


新商品は、お客様が買いやすい、このメーカーさんにとって最安上代の商品でした。


その商品は、現在デビュー3ヶ月ほどでジワジワ注文が増えて、いい感じの流れになっています。



そこへ今回のご相談。


内容は、大きく設備投資をして、さらに新商品を作るべきか否かでした。



リブランディングされてできた新パッケージと新商品。


こちらにも大きく予算を割かれています。


リブランディングにより良い兆しが見えつつある今、さらに新商品を作るための設備投資ではなく、現行商品を売り抜くことに充てるべきですと、私はご提案いたしました。



まず、リブランディングで、ブランドロゴ、包装紙、パッケージ、紙袋などを作られたのですが、商品画像はまだ撮影されておりませんでした。


プロの写真家さんに撮影してもらうために予算を割くべきだとお伝えしました。


写真は営業や販促の結果を大きく左右する大切なものです。



あと、ホームページはお持ちですが、リブランディングの反映がなされていないものを現在使用されていますので、ホームページのリニューアルへの投資も必要だとお伝えしました。


どこかで新商品を買って、また買いたいとお客様がなった時、ホームページを見たらちょっと残念なホームページだったとなれば、購買意欲は下がってしまいます。


卸の世界においても、バイヤーさんが商品のことを深く知りたいとなった時、メーカーさんのホームページは必ず見に行きます。その時の印象が仕入れに大きく影響を及ぼします。



あと、3ヶ月後に東京の展示会に出展を予定されているそうなのですが、その時に使う販促物やチラシなどの製作も視野に入っておられませんでしたので、それらの製作にも投資するべきだとお伝えしました。


展示会前に、すでに繋がっているバイヤーさんに、新商品引っ提げて出展しますのお知らせも必要ですし、展示会後のフォロー体制を構築することも必要です。


出展しただけで、バイヤーさんが続々ブースにやってきて、すぐに注文をくださるわけではないので、そのための投資は必須です。



新たな商品を生み出したあとは、その商品をいかに売り抜いて、その商品を育てるかが大切だと私は考えています。


新商品を作っただけで、お客様もバイヤーさんがその存在にすぐに気づいて、すぐにめちゃくちゃ売れるなんてことはありません。


売り抜くことしなければ、新商品を作り出すことだけにフォーカスしてしまい、ただ商品が増えるだけで売上は上がりません。



商品を作ったら、その商品を売り抜く。


その覚悟が、売れる商品に育てられるか否かのポイントとなるのです。



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