先日、OEMでお菓子を作ってもらって売りたいという異業種の社長さんからご相談をいただきました。
OEM先はすでに決まっていて、商品の試作をしている最中ということで、パッケージなどは全然決まっていないとのことでした。
聞けばOEMを依頼するメーカーさんは規模が大きいようで、大手ブランドのOEMも受託しているとのことでした。
試作商品のダミーを見せていただいて、商品の説明をお聞きしました。
面白そうな商品でしたが、私にはまだ、OEM受託先のメーカーさんが他にもいろいろできそうな匂いがしました。
そこで、メーカーさんがどんなことができるのか改めて聞いて教えてくださいとお伝えして、その日はご相談を終了しました。
今の段階ですと、ほぼ何も決まっていないので、ここからお役に立てるとすれば、ゼロベースでまずは手札を集めることだと思いました。
ここで言う手札とは様々ありますが、自社または協力会社にどんな人がいて、メーカーさんにはどんな設備があってどんなものが作れて、今回のプロジェクトの予算はどれぐらいでなどを指します。
先方の手札に私の手札も合わせ、おもしろい手札が揃えば揃うほど打つ手は面白くなる可能性が高くなります。
現段階ではとにかく私の目の前に手札を並べて見せてほしいというところです。
まだ試作段階の商品に対して、販路や売り方についての質問もあり、私の経験談はお伝えしましたが、これらの話はまだ時期尚早です。
集めた手札をどの順番でどう出して結果に結びつけるか。
それこそがプロデューサーとしての私の仕事です。
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