当社が企画販売している商品は様々あります。まず、和歌山のレモンを活かしたレモンケーキ専門店kanowaを運営しておりますので、レモン系の商品が10商品ほどあります。他にも和歌山の梅を活かした梅ドレッシング、梅マヨあられ、和歌山のみかんを活かした商品もあります。
これらは全て自社では製造せず、OEMでメーカーさんに作っていただいております。OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略で、他社ブランド商品の製造のことです。
僕はお菓子や料理を作ることができない人間です。それなのに、カフェやケーキ屋をやっていました。社長が作れなくて、料理人さんやパティシエさんに働いていただくたいへんさをたくさん味わいました。
作らない代わりに私がやっていたことは接客です。カフェやケーキ屋でお客様と直接接していました。ですので、お客様がどういう視点でメニューや商品を見て購入に至っているのかがよくわかりました。そこでその経験を活かしながら、商品をゼロから生み出すはじめの一歩である商品企画を僕が担当していました。
商品を生み出すフローは、企画、開発、製造、営業の順になると私は解釈しています。どんなコンセプトの商品にするかを企画し、企画に基づいてレシピの開発をおこない、レシピに基づいて製造が行われ、できた商品を自ら売る、または販売店を求めて営業活動を行うというフローになります。
ゼロからお金に変わっていくフロー
創業した会社を抜けて立ち上げた今の当社は、私が得意な企画と営業に特化しています。すなわち、開発と製造は他社に依頼することで、得意なことばかりを繰り返し行います、得意なことの精度をどんどん上げていくようにしています。
逆にメーカーさんは、得意である作ることに特化されるのもアリなのではないかと思っております。例えば開発と製造は自社で行い、企画と営業を他社に依頼するのも良いと思っております。その他社が当社になっているのが、当社の営業代行事業 地域商社KISHU ZOEであり、商品プロデュース業です。
自社が得意なところは自社でやり、不得意なところは他社に依頼する。1社で全てのことをする必要はなく、しかもこの人手不足の時代にそれだけの人員を集めることにも無理があります。
拡張機能としてハイスペックな他社とチームで取り組んだ方が、より良き結果を招けることは明白です。
他社と組んだらその分経費がかかって儲からないんじゃないかと考える方もおられるかと思いますが、経費がかかってる分商品の回転率が上がれば良いわけです。
さらには利益を確保するために販売価格を高めの設定にするのもアリです。少し高いけれど買いたいと思ってもらえる企画や販促ってなんだろうということに知恵を絞ることが、エキサイティングな仕事であると私は思っています。
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