昨日から展示会に出展しております。今回は問屋さんの展示会で神戸にいます。
展示会に出展することは、地域商社として営業代行を事業としている弊社にとってとても重要な営業戦略の1つです。
電話でアポイントを取って商談に出向いたり、飛び込み営業ももちろんするのですが、やはり展示会はとても効率良く仕入れる意欲を持った全国のバイヤーさんと繋がれる絶好の機会だと思います。
とはいえ、展示会は無料で出展できるわけではありません。出展料は1ブース(1小間)30〜50万円、そこに旅費交通費人件費がかかってきます。なので、出展してあまり効果が高くなければ「もう展示会出展はやめよう」と考えがちです。しかしそこは踏みとどまってください。
なぜなら、効果を生み出すには何度も経験しながら出品商品の選定やブースの作り込みを試行錯誤し、精度を上げていくものだからです。もちろん展示会によって来場者数の違いなどもありますが、出展精度が高ければ効果は着実に上がっていきます。
さらには、展示会に1回出ただけで、短期的に出展料を回収すると考えないほうが良いです。バイヤーさんに商品への興味を持ってもらったとしても、そのバイヤーさんがその商品をすぐにほしいとは限りません。例えば当社ではレモンケーキ専門店を運営しておりますが、レモンケーキを扱いたいという需要は、初夏であることが多いです。ですので、例えば冬にレモンケーキの存在を知ったとしても扱いたのは初夏になるわけです。ということは、冬に仕入れてもらうことに尽力するよりも、いかに初夏まで関係性を保てるかということになります。
そこで当社では、メールマガジンの配信に力を入れています。週に1度、ご挨拶したバイヤーさんに新商品や季節企画のメールマガジンを配信することで、バイヤーさんが扱いたいタイミングで思い出していただけるようにしております。
このメールマガジンのようなつながり続ける手段を持たないメーカーさんが結構いいます。名刺交換して後日フォローして成約に至るところもあれば至らないところもあります。
いずれにしても一通りフォローしたら、交換した名刺はゴミ箱行きで、また次の展示会をリストゼロからスタートするのは、リストを永遠にストックできずにとてももったいないです。
このリスト化やメルマガ配信なども、出展精度を上げる方法です。出品商品の選定、ブースの作り込みに加え、出展を繰り返していきながらどんどん精度を上げてみてください。
最後に、展示会出展に使える補助金もいろいろありますし、地元の商工会がブースを押さえて格安で出展できたりもします。当社もこれらをうまく活用しております。ぜひ調べてみてください。
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