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  • 利也 山添
  • 2024年11月13日
  • 読了時間: 2分


展示会で出展して自社商品の試食をしていると、「おいしい!」と言ってくださるバイヤーさんが多くてテンションが上がります。


経験が浅いと、「おいしい!」と言ってくださったバイヤーさん全員が注文をくださるのではないかと思ってしまいます。


しかしそんなことは決してありません。



その答えは、展示会会期後にフォローの電話をした時、またはフォロー後に個別商談をした時にハッキリします。


フォローの電話をした時に、そもそも個別商談の機会さえくれないことも多いです。


「展示会で色々見たものを社内で検討中でして、お願いするようでしたらこちらから連絡しますね」


とか、


「ちょっとウチの価格帯が合わないかなと思いまして」


などと言われて終わることも多いです。


オンラインまたはオフラインで個別商談まで持って行けたとしても、注文をくれないことも当然あります。



おいしいの声がたくさん集まると、展示会終了直後にはテンションが上がり、フォローや個別商談をしなくても、バイヤーさんからどんどん注文が入ると勘違いして、フォローや個別商談をしないという選択をすると、注文は全く入りません。


注文がもらえなければ、たくさんのおいしいの声の意味すらないわけです。あくまでとりあえずのゴールは注文をもらうことです。



「みんなおいしいと言ってくれた」と喜んでおられる食品メーカーさんを時々お見かけします。


ちょっと斜めから見て恐縮ですが、もし自分がバイヤーとして展示会に行って試食させてもらったとしたら、「おいしくない」と言うでしょうか。たぶん言わないでしょう。私も今まで一度も「おいしくない」と言ったことがありません。


そう考えると、バイヤーさんの「おいしい」の声にあまり引っ張られない方が良いことがわかります。



難易度が一番高いバイヤーさんにフォーカスして、フォローの電話から個別商談までをやり切ってください。その上で、本当においしくて気に入ってくださったバイヤーさんが、バイヤーさん側から連絡や注文をくださるのは、ラッキーボーナスだと考えてください。

 
 
 

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