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先日、関東に複数店舗を持つ百貨店のバイヤーさんが、和歌山の当社事務所へご来社くださいました。


今年のお歳暮で和歌山特集を組まれるとのことで、当社から産直商品を多数提案してほしいというご依頼でした。


3時間の商談の中で、産直対応している商品を10品ほどご提案し、試食もゆっくりしていただきました。


そして、その場でお取引を決めてくださいました。

今回のバイヤーさんは、現地に出向いてゆっくり商談することを大切にしておられました。


商品の情報だけでなく、雑談の中で出てくる地域ならではの情報や、ステキなメーカーさんの情報を得ることも目的とされているそうです。


そんなバイヤーさんにとって、当社はとてもおもしろい存在だとのこと、お褒めいただき光栄でした。



産直の世界にも、問屋さんが存在します。


そういう問屋さんに頼めば、全国の産直対応可能な商品はいくらでもご提案いただけます。


しかし当社が扱う商品のメーカーさんは、良いものを作っているけれど営業活動が自社ではうまくいかないため、当社に営業の代行くださっております。


ですので、一般的な問屋さんが持っておられない商品を持っているということが当社の強みです。


さらにはそのようなメーカーさんの良い商品を当社ワンストップで仕入れることができるのも強みです。



当社はそもそも、和歌山の素材を活かしたバウムクーヘンを、私が企画した上でOEMで作ってもらって、和歌山県下のお土産店さんなどに卸すところから食品卸の世界に本格参入しました。


その営業をしているウチに、良いものは作っているけれど営業活動がうまく行っていないメーカーさんから、「そんなにいろんな所に営業に行っているなら、ウチの商品も一緒に持って行ってよ」とのお声がかかり、その件数が増えたことにより地域商社という屋号で活動することになりました。


畳屋さんをやっていたけれど、左官屋さん水道工事屋さんともつながって、リフォーム会社をやるみたいな感覚です。


営業を代行することだけに留まらず、営業で得たバイヤーさんの反応やご意見をメーカーさんにフィードバックした上で、商品リニューアルのプロデュースをすることもあります。


採用された商品がしっかり売れるために、POPなどの販促物を作ったり、キャッチコピーを考えたりもします。



一般的な問屋さんであれば、採用されなければただ採用されなかっただけで終わり、メーカーさんにフィードバックをすることもないですし、さらにはそこから商品リニューアルのプロデュースをするなんてことは絶対にありません。


取扱商品の販促物を作ったり、キャッチコピーを考えたりすることもありません。



そんな当社のような地域商社が日本全国にできれば、地域の食は活性化していきます。


そんな地域商社の立ち上げのサポートも、今後おこなっていきたいと思っています。

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