ちょっと上からの物言いで恐縮ですが、サンプルを送ってと依頼を受けても対応しないことが当社にはあります。
それは、「御社の商品で良さそうなものを適当に見繕ってサンプルと見積り送ってください」というタイプのバイヤーさんの依頼です。
あくまで仮説なのですが、このタイプのバイヤーさんは、おそらく仕事のゴールが違います。
注文して仕入れて販売することがゴールなのではなく、たくさんのサンプルと見積書を集め、自分はこれだけの仕事をしましたとアピールすることがゴールになっているのだと思います。
食品メーカーさんは自社の商品をエンドユーザーであるお客様に食べてもらって、「美味しい!」と言ってもらえることを目指して頑張っておられます。真剣勝負をしておられるわけです。
そんな食品メーカーさんの商品に対して、「なんでもいいから適当に送ってよ」というのは、メーカーさんに対して失礼なのではないかと思っています。
当社は地域商社で、様々な商品を扱っておりますので、余計にそのような依頼が多いです。
採用される確率が極めて低い所へ、クライアントであるメーカーさんに無償で送料も負担してサンプルを送ってほしいという依頼は、クライアントさんにあまりに申し訳ないです。
ですのでそういう方へのサンプル発送はしません。
ただ、こちらからの意見は述べます。
「御社に合いそうな商品をお選びいただいた上でご依頼ください」とお伝えします。
適当にサンプル送ってよとか、何度もサンプルばかり送らされるけど全然注文をもらえないなどというのは、関係性のバランスがおかしいわけです。
食品メーカーさんや私ども地域商社の真剣勝負に対し、真剣にお応えくださるバイヤーさんとのお取引を私は望んでいます。
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