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先日、食品展示会に行ってきました。出展社として行く展示会も多いですが、バイヤーとして行くことも多いです。当社はメーカーさんから商品を仕入れて卸すこともしておりますので、今回はバイヤーとして行きました。


バイヤーとして行くので、もちろんそのまま仕入れて売ることはできないかの目線で商品を探します。今回も仕入れたいなと思う商品がいくつかありました。


来場者として展示会に行く時は、バイヤー以外の視点もあります。出展社の視点と企画屋の視点です。


出展社の視点とは、自分が出展社として参加する際に参考になることはないかという視点です。ブースの作り方、展示の仕方、推している商品、試食のやり方、担当さんが話す内容や話し方など、参考になることはないかを常に見ています。


企画屋の視点とは、魅力ある商品を生み出すためのアイデアを得る視点です。私は自社商品の企画や新商品プロデュースを仕事にしているので、そのためのアイデアを出展社さんの商品から得ることも多いです。


今まで世の中に全くなかった商品というのは、なんでもある今のご時世に作ることはとても難しいです。なので何かと何かを掛け合わせて商品を生み出すというのが、私の商品企画のベースになっています。例えば、広島産のレモンケーキのレモンを、和歌山産にして作れないかなとか、形を変えて作れないかなとか、面白いパッケージにして売れないかなとか、そんな感じで企画をします。会場を回りたくさんの商品を見ながら、私の頭の中では「何か×何か」の掛け算の片方を変えるということが何度も何度も行われています。


企画屋視点からさらに進んで、実際に作ってもらえそうな方とのお話ができるのが、OEMも受託されているメーカーさんです。当社は製造を行わない企画販売会社ですので、魅力的な商品を作れるメーカーさんも常に探しております。ブースに並んでいる商品をそのままパッケージを変えて作ってもらえるか、原材料の比率を少し変えて作ってもらえないか、原料を支給するので作ってもらえるかなどの話もします。


ということで、展示会は出展だけでなく、ぜひ来場もしてみてください。いろんな情報やアイデアを得ることができます。自社が出展している時に空き時間でも回るのも良いですが、自社のブースの運営を気にすることなくゆっくり見て回れるよう、ぜひ来場者として行ってみてください。

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