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私は和歌山在住ですが、県外へ行った時には様々なお店を視察します。道の駅、サービスエリア、空港、駅、百貨店、スーパー、観光土産店などなど。


私は食品の新商品プロデュースのお仕事を数々おこなっております。和歌山在住なので、和歌山のメーカーさんの商品をプロデュースすることが多いです。プロデュースする商品は、地元の食材を活かしたものが多いです。


そんな私が県外視察の時に見ているのは、和歌山にもある素材を使った加工品だけど、和歌山にはない加工品です。


わかりやすいもので言えば、私は和歌山のレモンを活かしたレモンケーキ専門店を運営していますが、広島にあって和歌山にないレモンの加工品をチェックしています。


和歌山はみかんが有名なので、みかんの加工品のプロデュースを多々しておりますが、これも同じで、愛媛や静岡に視察に行って、和歌山にないみかん加工品をチェックしています。


商品企画を「商品×産地」で捉えるので、例えば「レモンバウム×広島」は広島にあるけれど、「レモンバウム×和歌山」はないからそれを作るなど、産地を挿し替えて考えるのが、私が新商品を作る時によくやるパターンです。


もし「商品×和歌山」があったとしても、他府県の商品がデザイン的に面白ければそれを参考にするなどもします。


この視点で見ていくと、県外は新商品アイデアのネタの宝庫です。僕は視察が大好きすぎるので、旅に出たつもりが結局は視察旅になり、観光地を巡るというよりはお店を巡ってついでに観光地に寄れれば寄るという過ごし方をしてしまいます。


巡っているうちに、どこの店でもフェイスを大きくとっている商品があれば、それが売れ筋であることもわかりますし、何よりお店のスタッフさんに売れ筋を教えてもらえば、どの商品が売れているのかがすぐにわかります。他府県で売れている商品は、和歌山でも売れるだろうという仮説が立ちます。


地元のスーパーで普段買い物をする際も、同じような視点で見ています。「商品×和歌山」で作れないかなと。

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